土木工事の作業基地計画図にあわせて騒音を発生する機械の位置や高さを「音源」と設定し、騒音の問題が発生すると考えられる地点を「受音点」として音響予測計算(シミュレーション)を行い、防音設備の形状や性能を選定します。
音響シミュレーションサンプル
騒音対策なしの場合
受音点の高さ 4.5m(2F)
単位:dB
防音ハウスで騒音対策した場合
受音点の高さ 4.5m(2F)
単位:dB
規制基準値
特定工場において発生する騒音の規制に関する基準
昼間 | 朝・夕 | 夜間 | |
---|---|---|---|
第1種区域 | 45dB以上 50dB以下 |
40dB以上 45dB以下 |
40dB以上 45dB以下 |
第2種区域 | 50dB以上 60dB以下 |
45dB以上 50dB以下 |
40dB以上 50dB以下 |
第3種区域 | 60dB以上 65dB以下 |
55dB以上 65dB以下 |
50dB以上 55dB以下 |
第4種区域 | 65dB以上 70dB以下 |
60dB以上 70dB以下 |
55dB以上 65dB以下 |
※dB=デシベル
※時間の区分の、朝・昼・夕・夜の時間は各地方条例により異なります。
【区域の区分の用途地域例】
第1種区域 ・・・ 第1種・第2種低層住居専用地域
第2種区域 ・・・ 第1種・第2種中高層住居専用地域、第1種・第2種住居専用地域及び準住居地域
第3種区域 ・・・ 近隣商業地域、商業地域及び準工業地域
第4種区域 ・・・ 工業地域
音の大きさと感じ方
大きさ | 目安 | 感じ方 |
---|---|---|
120dB | 飛行機のエンジンの近く | 耳の疼痛感 |
110dB | 自動車の警笛(前方2m)・リベット打ち | 他の音が聞こえない |
100dB | 電車が通る時のガード下 | 耳をおおいたくなる |
90dB | 騒々しい工場内・大声による独唱 | 目の前の人と話ができない |
80dB | 電車の車内・地下鉄の車内 | よほど声をはりあげないと話ができない |
70dB | 電話のベル・騒々しい街角・騒々しい事務所の中 | 意識的に声を大きくして話す |
60dB | 普通の会話・静かな乗用車 | うるさい感じであるが、普通に会話ができる |
50dB | 静かな事務所 | ザワザワといつでも音が耳につく |
40dB | 市内の深夜・図書館・静かな住宅の昼 | 静かであるが音からの開放感がない |
30dB | 郊外の深夜・ささやき声 | 静に落ち着いた感じ |
20dB | 木の葉のふれあう音・置時計の秒針の音(前方1m) | シーンとした感じ |
10dB | 無音に近い | 聞こえることの出来る限界 |